知っておくと役に立つちょっとした医学

生命を助けるための応急処置や病気・症状等の知識を掲載していきます。

切り傷、裂け傷の手当

刃物、ガラスなどの鋭利なもので切った傷は、出血は多いのですが、痛みは比較的軽いのが特徴になります。鉈のような刃先の鈍いものや、硬いものでたたき切られたような傷では、出血が少ないわりに痛みが強いものです。

傷ができたら、水道水と石鹸で傷口の汚れを落とします。傷の周囲の皮膚に消毒薬を塗ってからガーゼを当てて、包帯をします。傷が開いているときは、絆創膏を蝶形に切るか、カット絆を、傷の線に直角になるように貼って傷口を寄せ合わせます。包帯しても血がにじんでくるときは、その上に新しい包帯をし、圧迫して出血の止まるのを待ちます。