知っておくと役に立つちょっとした医学

生命を助けるための応急処置や病気・症状等の知識を掲載していきます。

すり傷の手当て

地面やコンクリートにすりつけてできた傷は、浅くても痛みが強く、また、泥や砂利などが付着し、細菌によって汚染されています。傷ができたら、水道の水と石鹸を使って汚れを洗い流し、オキシドールで消毒してから減菌ガーゼでおおいます。

にじみでた血液やリンパ液を凝固・乾燥させてかさぶたのできるのを促します。傷は、やがて痛みも軽くなり、化膿しないかぎり治ってしまいますから、かさぶたは自然に脱落するまでは、はがさないでおきます。付着した異物が、傷口から完全に取り除けないままにしておくと、あとでその部分に異常着色を残します。