知っておくと役に立つちょっとした医学

生命を助けるための応急処置や病気・症状等の知識を掲載していきます。

傷の保護

傷の洗浄と消毒が終わったら傷を閉じ、ガーゼや包帯などでおおって保護し、自然治癒を助けます。開いた傷口は、浅くて小さい傷なら絆創膏やガーゼ付きの絆創膏を使って寄せ合わせます。その上から減菌ガーゼでおおいます。この処置で外気の刺激を避け、痛みをやわらげ、細菌の侵入を防ぎ、傷からしみ出す血液やリンパ液を吸い取って感染を防ぎます。動かして痛いときは、包帯を巻いたりしてあげます。

傷は、はじめのうちはしばらく痛むのが普通ですが、これは傷に対する生体反応による腫れが原因になります。冷湿布をしたり、三角巾で高く吊ると楽になります。包帯や絆創膏のしかたが不適切で、それが刺激となって痛むこともあるので注意してください。