知っておくと役に立つちょっとした医学

生命を助けるための応急処置や病気・症状等の知識を掲載していきます。

救命処置・病気と症状

傷の手当ての基本

傷は、体表を覆っている皮膚や粘膜だけの浅いものから、筋肉、骨、内臓に達する深いものまでありますが、手当の原則は同じになります。傷は、自然に治ろうとするものですから、その治癒機転を妨げないようにすることが大切です。手当の基本は、傷の清浄と消…

こむらがえり

こむらがえりは、筋肉が、強く収縮して痙攣し、強い痛みがおこって足が動かせなくなります。水泳中におこるとこわいものになります。よくおこすのは、下腿三頭筋といって、足首の蹴りをする、ふくらはぎの筋肉になります。こむらがえりを起こしたときは、足…

肉ばなれ

急に運動をしたり、激しい運動を繰り返し行ったときに、筋肉繊維の一部が断裂をおこしたものです。スポーツ損傷としては非常に多いものになります。充分な準備運動をし、体がよく温まってから本運動に移るようにしましょう。 運動をしていて肉ばなれをおこし…

脱臼

関節を構成している両側の骨の正しい関係がずれてしまうのが脱臼です。脱臼した関節は急に痛み、動かせなくなり、形も変わってきます。素人がむりに治そうとすると、血管や神経を傷つけてしまいます。よくスポーツをしている人がなりやすいのが、肩関節の脱…

つき指

つき指でもっとも多いのは、野球の時、ボールが当たってひとさし指の関節のところで曲がって伸びなくなるものです。放置しておくと、指が変形してしまいます。できるだけ早く医師の診断を受けるようにしてください。軽いつき指で、指の関節を動かすことがで…

ねんざ

運動をおこなっているときに、関節をとめている靱帯をむりにねじったり伸ばしたりすると断裂をおこしたりして、関節に腫れと痛みがおこります。怪我をしたのと同じ方向に関節を動かすと痛みがあり、その反対の方向ではあまり痛みがないのが特徴になります。…

打撲、内出血

仕事昼や歩いている時に強く打ったり、ぶつかったりしたときに、その部分が腫れ、痛みがおこります。腫れが強いときは、内出血がおこっていると考えなくてはなりません。腫れてきたら、なによりも強力に冷すことです。すぐに冷水や氷水で半日ぐらい冷すよう…

骨折の応急処置

骨に強い力が加わったとき、変形したり、痛みが強いときは、骨折の可能性があります。骨折は、医師の診断と治療が必要なことは当然ですが、スキーやスノボーでの事故がかなり多いので初期では自分である程度の処置をしなくてはならないことがあります。 骨折…

凍傷にかかったとき

凍傷にかかると、皮膚がはじめは白くなり、次第に紅色から暗紫色になって腫れてきます。軽いしびれ感や痛みがあり、さらに進むと水疱、血疱ができ、放っておくと破れてただれてきます。どれだけ寒い状態の時かといいますと、-20度以下の低温と、雨風に長時…

日焼けのひどいとき

夏に、海などにいって日焼けすると、強い熱感と痛みがあり、赤く腫れあがって水疱ができてきます。これが、ひどいときには熱もでてきます。日焼けは、紫外線によるやけどになります。色白の人では、治ったあとに黒褐色の小さいしみがたくさんできることがあ…

熱射病・日射病

熱射病は、高温多湿の環境、たとえば密閉された室内、トンネルなどの工事、風通しの悪い服装での長時間の運動などによっておこります。日射病は、夏期などに、直射日光を長時間あびたままでいたり、帽子をかぶらずに、後頭部を長く照らされているとおこりま…

落雷にあったとき

近年は、雷の発生がもっとも多く、落雷にあってしまう人の確率が上がってきてしまっております。この雷の直撃を受けると、呼吸中枢が麻痺し即死することが多いものです。しかし、運が良く軽症の場合は、脳振盪だけですみ、休んでいれば、徐々に回復していく…

感電したとき

家庭用電圧でも、やけど、呼吸停止、瞬間的な心臓の停止などの危険があります。感電している人を救助する場合、家庭用電圧では、コンセントを抜くか、電源のスイッチを切るのが優先です。電源が切れないときは、ゴム靴をはくか、木板などの上に立ち、ゴム手…

やけど

火、熱湯や蒸気、化学薬品、感電などで、やけどはおこります。皮膚がひりひりして赤くなる程度のものから、水泡ができて痛んだり、皮膚が白っぽくなり痛みをほとんど感じないものまで、さまざまです。原因は熱なのですから、とにかくすぐに水で冷しましょう…

転落事故

高所から落ちて怪我をしたときは、生命の危険をともなう場合が少なくありません。とくに頭部を強く打った場合は、脳の損傷を、全身を強く打った時は、内臓の損傷をおこすことがあります。 ●尻もちをついた形で落ちた場合:背骨の骨折をおこすことがあります…

交通事故

歩行者が車にはねられたり、ひかれたりすれば大怪我することは当然ですが、運転者や同乗者が、重大な障害をうけることが多くなってきたように思えます。このとき、恐ろしいのが頭部の外傷です。意識障害がおこったかどうか、またそれがどのくらい続いていた…

背骨のけが

背骨の骨折は、手足の骨折とちがって、骨が押しつぶされたような形になります。背中を打ったときや、交通事故などでおこります。背骨はからだをささえる柱としての機能のほか、脊髄神経という手足の運動や感覚をつかさどる神経や、排尿・排便の機能を制御す…

腹部の大けが

鉄砲・ナイフ・ガラスなどによる出血をみる開放性損傷と、打撲、衝突、爆風などによる血をみない挫傷とがあります。腹部の大けがは、素人の応急処置の範囲を超えたものと考え、速やかに病院へ移送します。そのときに、傷をうけたときの状況を詳しくつたえる…

胸の大けが

交通事故、高い場所からの転落、重い物の下敷きになっていたりしたときは、肋骨の骨折がよくおこります。 呼吸をして胸の痛みが強くなるときは、骨折の疑いがあります。胸痛のため呼吸は浅く、速くなります。上半身を高くして寝かせてあげます。また、サラシ…

顔の怪我

顔に怪我をすると、初期治療が適切にされないと、目・鼻・耳・口などの機能が損なわれるだけでなく、日常の生活を営むうえで大きなハンディキャップになります。顔に大きな怪我をしている場合は、全身状態も速やかに判断することが大切ですが、気道の確保と…

頭に怪我して意識がないとき

傷の部分に清潔なタオルを当て、軽く縛って救急車を呼びます。頭を打った直後、数分間意識を失い、すぐに回復するのは脳振盪といって、あまり心配はないです。意識がいったん回復したのち、頭痛がおこり、やがて意識がおかしくなり、吐いたりするときは、内…

頭が怪我して出血している

人間の頭皮には血管の網のようなもので、しかもすぐ下に硬い頭蓋骨があるので、頭をぶつけると簡単に避けてしまい、ひどい出血をおこします。あわてずに清潔な布を当て、圧迫止血して、外科か脳神経外科にいって傷の処置を受けます。赤ちゃんと幼児では、出…

意識がはっきりしていて外傷がないとき

赤ちゃんや幼児の場合、顔色が悪くなり、眠気がさして眠り込んだりすることがあります。眠りから覚めて吐いたり、水を飲んだり、食事をしたあとで吐く場合もありますが、いずれもしばらくすると元気になります。大人でも頭を打ったあとで真っ青になり、吐き…

意識を失ったとき

意識を失うと舌根がのどの奥に落ち込んだり、吐物がつまったりして気道をふさぎ、窒息する危険があります。まず、気道の確保を優先し、呼吸が止まっていたら人工呼吸を、出血があれば止めます。衣服をゆるめ、昏睡体位にし、毛布やコートなどを掛けて救急車…

ショックの予防・処置

人間が外傷をうけたとき、ショック状態になることがあります。出血や激しい痛みなどで急に循環不全がおこり、血管を流れる血液の量が減るためです。ショックを起こすと顔面蒼白となって倒れ、ひたいに冷や汗をかき、息もあえぐような呼吸になり、脈もよわよ…

大出血の救急手当

人が交通事故にあって出血をみたら、慌てないことが大切です。通常の人は、出血を見慣れていないので、出血量を過大に考えてしまいます。まず、落ち着いて正確な止血をし、出血を最小限にくい止めてください。出血がひどいときは、寝かせて脚を少し高くしま…

異物による窒息

異物で気道がふさがれると、唇や顔色が真っ青になり、ほうっておくと窒息死します。気道の一部がふさがれたときは、せきと一緒に吐き出されることがありますが、出ない時にせきこんだり、呼吸のたびにゴロゴロさせます。異物が気道の入り口にある時は、片手…

乳幼児がのどをつまらせたとき

ピーナッツ、おもちゃ、ヘアピンなどを口の中にいれて転んだり、驚いたり、急に泣いたりするときによく誤飲します。飲み込んだ直後に激しくせきこみ顔や手足が青くなりゼーゼーしている時は気道に異物が入っております。こんなとき慌ててのどに指をつっこみ…

水に溺れたとき

水に溺れた時は、川や海から引きあげたら、すぐに人工呼吸をはじめます。このときあせって助けを呼びに行ったり水をはかせようとして時間を無駄にしないでください。人工呼吸は溺れた人が規則正しい呼吸をするまで行ってください。他の人が救急車を呼びに行…

心臓マッサージのやりかた

心臓マッサージのやりかたを説明ますので参考にしてください。 1)硬い場所にあおむけに寝かせて救助者は横に位置します。 2)胸骨下半部に片方のてのひらを正しく置き、もう一方のてのひらを重ねておき、肘をのばして上半身の体重をかけるようにして胸骨…