知っておくと役に立つちょっとした医学

生命を助けるための応急処置や病気・症状等の知識を掲載していきます。

傷の手当ての基本

傷は、体表を覆っている皮膚や粘膜だけの浅いものから、筋肉、骨、内臓に達する深いものまでありますが、手当の原則は同じになります。傷は、自然に治ろうとするものですから、その治癒機転を妨げないようにすることが大切です。手当の基本は、傷の清浄と消毒をして感染を防ぐこと、異物や、回復不能な組織を取り除くこと、出血を止めること、縫合すること、ガーゼで保護して傷を汚さないことなどになります。家庭での応急処置としてできることは、傷の程度によっておこなってください。