知っておくと役に立つちょっとした医学

生命を助けるための応急処置や病気・症状等の知識を掲載していきます。

犬に噛まれてしまったら

犬に噛まれてしまったときは、傷の処置も必要ですが、飼い主に狂犬病の予防注射を受けているかどうかを聞いてください。予防注射を受けていれば狂犬病ではないことが確認できます。しかし、噛んだ犬をみて異常があったり、不審な死を遂げるようなことがあったら、すぐにお医者さんに相談してください。近年では、あまり犬に噛まれたという事は少なくなってきましたが、散歩にあまり連れて行かず、ストレスがたまったような犬は、人を咬む確率もあがりますので、注意するようにしてください。

狭心症

心臓の筋肉が酸素不足になったときに、胸がしめつけられるような痛みがきます。この症状が狭心症といわれてきました。心筋の酸素不足が問題な時に、心筋の一部が壊死をおこしてしまいますが、これを心筋梗塞とよび、程度が軽かったために、心筋になんの変化も残さずに治るというものを狭心症と呼びます。

赤ちゃんの体の発育

赤ちゃんは、1ヶ月までに体重は約2kg増え、3ヶ月くらいになると、生まれたときの体重の2倍になります。この時期は、発育が一番目立つときになります。4ヶ月頃になると、首がしっかりとしてきます。5ヶ月をすぎるころになると、お母さんの膝の上ではねます。

動物に咬まれた時の対処方法

動物の歯による傷は、小さくても組織の挫滅を伴ううえに、口の中はいろいろな細菌の巣窟になっているので、感染をおこすことが多いです。犬には狂犬病の、鼠には鼠咬症の心配があり、毒蛇に咬まれると生命の危険さえあります。

動物に咬まれた時は、血をとめることを急がずに、傷口を軽く押して血液と一緒に細菌を流し出すようにします。傷のまわりを消毒し、包帯をしておきます。いちど消えた痛みが、ふたたび強くなってくるときは化膿のしるしです。お医者さんにいって適切な治療をしてもらいましょう。

チアノーゼは心臓の奇形や機能低下の症状

チアノーゼとは酸素が少なく炭酸ガスがたくさん含まれた血液の色を、皮膚の表面から見るとき、紫色がかった色調を呈す状態をいいます。くちびるや爪にもっとも敏感に観察されるものです。

肺での換気障害によるチアノーゼは酸素吸入で改善しますが、そのほかの場合のチアノーゼは酸素吸入が効きにくいものです。チアノーゼが全身でなく、片側の手足だけという場合には、居所の循環障害ですから、心臓病よりも、血管の病気が考えられます。