知っておくと役に立つちょっとした医学

生命を助けるための応急処置や病気・症状等の知識を掲載していきます。

気管支炎

気管支炎には、急性気管支炎と慢性気管支炎がありますが、この2つの病気はまったく違う病気です。

●急性気管支炎:ウイルスや細菌の感染、または、粉麈や刺激性ガスの吸引でおこる気管支の急性炎症で、かぜやインフルエンザのときに併発しやすい病気です。かぜをひいて2~3日たっても熱が下がらず、せき、たんが続くときは、急性気管支炎を併発したと考えて間違いありません。このたんは、はじめは白くねばっこいもので、ひどくなると黄色の膿性たんとなってきます。

 

●慢性気管支炎:気管支への刺激が長期に、または、繰り返し起こったとき、多くは急性の症状がないまま発症します。この病気の大きな原因は、たばこになります。気管支粘膜の分泌過剰、気道の感染、気道の閉塞の三つが特徴で、最初は、長い日をかけて徐々に進展していきます。しかし、かぜ、急性気管支炎などを引き金として急に発症したようになることがあります。たばこを吸ったり、冷たい空気を吸うとせきこみます。この時の、たんは濃厚なゼラチン状だったり黄色のたんだったりします。たんが出にくくなってくるので、がんこなせきをするようになってきます。気道の炎症にたんがからまって気道閉塞がおこり、ぜーぜー、ひゅーひゅーと苦しくなってきます。これは気道が狭くなって空気がうまく流れなくなるためです。

育児は平均値ではない

赤ちゃんのときは、まず体重が気になります。発育値と比べて多いとか少ないとか心配するものです。しかし、発育値は最良を示しているものではありません。だいたいの目安になっているので心配なさらないでください。赤ちゃんは、一人一人違っているので、そのことを理解してください。赤ちゃんの発育の状態でも知恵のつきかたでも、標準に比べれば幅があるりますので覚えておいてください。育児は型にはめることではありませんが、異常は早く発見してあげてください。あとは、普段は、赤ちゃんとすごし、ゆったりとした気持ちで育てていきましょう。

育児は平均値できまりません。

赤ちゃんのときは、まず体重が気になります。発育値と比べて多いとか少ないとか心配するものです。しかし、発育値は最良を示しているものではありません。これはだいたいの目安になっております。赤ちゃんは一人一人違っています。赤ちゃんの発育の状態でも知恵のつきかたでも、標準に比べれば幅があるということを頭にいれておきましょう。育児は型にはめることではありません。異常は早く発見しなければいけませんが、普段はゆっくりした気持ちで育てていきましょう。

転落事故

高所から落ちて怪我をしたときは、生命の危険をともなう場合が少なくありません。とくに頭部を強く打った場合は、脳の損傷を、全身を強く打った時は、内臓の損傷をおこすことがあります。

 

●尻もちをついた形で落ちた場合:背骨の骨折をおこすことがあります。腰や背中をさほど強く打っていないのに、痛みがあるときは、胸椎と腰椎の境めの背骨の圧迫骨折のことがあります。

 

●足から落ちた場合:高いところから飛び降りた時、地面の状態が予想と違っていたり、やむをえず飛び降りた場合など、予想外に強い力が足にかかることがあります。このようなときに、かかとの骨の骨折がおこります。

過換気症候群

体が必要としている量以上の空気を吸ったり吐いたりする呼吸の状態を過換気といいます。体が要求している量以下の空気しか肺胞に入らない状態は低換気で、いろいろな肺の病気でおこりますが、過換気はその逆の状態で、肺胞におけるガス交換の行き過ぎ現象になっております。過換気の状態におちいると、酸素の50倍も拡散しやすい性質をもつ二酸化炭素が血液中から体外に過剰に吐き出され、血液中の二酸化炭素の量が減りすぎてしまいます。二酸化炭素は呼吸中枢を刺激し、呼吸の調節を行う物質なので、これが減りすぎると延髄の呼吸中枢に対する刺激は減ります。すると、上位中枢である大脳は、もっと大きな息をしろという命令を出します。これによって、ますます血中の二酸化炭素は排泄され、二酸化炭素欠乏にともなう症状が現れてきます。人間は、苦しいときにはもっと大きな息を吸えば良いという知識を身につけているために間違ってしまうのです。この知識の無い子供にはおこらないのです。過換気は、心配事や興奮など、感情などが一時的に激しく動いた場合に、それが原因でおこってきます。