知っておくと役に立つちょっとした医学

生命を助けるための応急処置や病気・症状等の知識を掲載していきます。

2017-01-01から1年間の記事一覧

肺水腫

肺循環系のうっ血が高度のため、水分が肺胞や肺間質に漏れた状態をいいます。この状態は、僧帽弁狭窄、大動脈弁閉鎖不全、高血圧性心臓病などで、左室の機能が低下した場合におこりやすいものです。この症状は、呼吸困難、喘鳴、起坐呼吸、チアノーゼの怒張…

人工中絶

結核や心臓病などを合併した妊婦で、なりゆきによっては、生命に危険がおよび、妊娠を継続することがむりな場合があります。このような母体を保護するために、優生保護法が制定され、人工中絶が合法的に行われています。優生保護法によれば、精神病や遺伝疾…

胸の大けが

交通事故、高い場所からの転落、重い物の下敷きになっていたりしたときは、肋骨の骨折がよくおこります。 呼吸をして胸の痛みが強くなるときは、骨折の疑いがあります。胸痛のため呼吸は浅く、速くなります。上半身を高くして寝かせてあげます。また、サラシ…

肺血栓・肺塞栓症

これは、何かの原因で、血液が血管の中で固まると血管はつまってしまいます。このことを血栓といいます。外傷をうけて破れた血管から空気がはいったり、ある臓器のがんでがん細胞が血液中に流れ出たり、ある場所にできた血栓がはがれて肺循環系に流入し、肺…

乳汁分泌不全

母乳の出をよくするためには、睡眠や休養を充分にとり、食事に注意することが大切です。カロリーは普段の1倍半は必要です。良質の栄養をバランス良くとるのがよいです。赤ちゃんに乳首を吸わせることが刺激になって、下垂体後葉からホルモンが分泌され、そ…