脱臼
関節を構成している両側の骨の正しい関係がずれてしまうのが脱臼です。脱臼した関節は急に痛み、動かせなくなり、形も変わってきます。素人がむりに治そうとすると、血管や神経を傷つけてしまいます。よくスポーツをしている人がなりやすいのが、肩関節の脱臼ですが、これは習慣性脱臼といって、くせになり、きちんと治療しないと簡単にはずれるようになってしまいます。万が一、なってしまったら、脱臼して痛むところはすぐに冷します。三角巾や包帯などで固定して、なるべく早く医者の診断を受けてください。
異常の発見
皮膚に青あざがある赤ちゃんは珍しくありません。背中一面に青くなっていることもあります。しかし、どんなに大きくても幼児のころには消えます。黄疸は帰宅するころには薄くなっていますが、なかなか消えないとか、強くなってくるようなときは医師に相談してください。母乳栄養の赤ちゃんは、2ヶ月くらい薄い黄疸が残ることがあります。おむつを換えるときに、またがよく開くかどうかを調べましょう。ももの関節がはずれていることがあります。赤ちゃんがお乳をだらだらと口から出すのは、心配いりません。しかし1日に3回も4回もお乳を吐き、体重の増え方が悪いときは、病気の可能性もあるので医師に相談してください。
つき指
つき指でもっとも多いのは、野球の時、ボールが当たってひとさし指の関節のところで曲がって伸びなくなるものです。放置しておくと、指が変形してしまいます。できるだけ早く医師の診断を受けるようにしてください。軽いつき指で、指の関節を動かすことができれば、打撲のときと同じように、よく冷します。尚、つき指と思っていても、小さい骨折をともなっていることもまれでありません。痛みが強かったり、指の関節の動きが悪いときは、医師の診断をできるだけ早く受けておいた方がよいです。