知っておくと役に立つちょっとした医学

生命を助けるための応急処置や病気・症状等の知識を掲載していきます。

アイゼンメンゲル症候群

アイゼンメンゲル症候群は、昔は、この病気を独立なものと考え、アイゼンメンゲル複合と呼ばれていた時がありました。現代では、重症な、心室中隔欠損があるために、肺動脈圧が高くなって、右心室から左心室へ血液が流れる状態と解釈され、アイゼンメンゲル症候群と呼ぶようになりました。心房中隔欠損症でも、動脈管開存症でも、血液が右心側から左心側へ流れるにいたった時期を、アイゼンメンゲル期と呼んでいたりします。