知っておくと役に立つちょっとした医学

生命を助けるための応急処置や病気・症状等の知識を掲載していきます。

しゃっくり

しゃっくりとは、横隔神経が異常な刺激をうけたためにおこる、横隔膜の不随意性のけいれん状態です。急速な吸気とともに声門が閉じて特有な声がでます。しゃっくりの原因は、中枢性の場合と末梢性の場合とありますが、いずれにしても横隔膜への刺激が原因です。胃の膨満、胃拡張などは末梢性刺激の原因となり、脳炎脳出血、脳腫瘍などは中枢性刺激をおこします。多くは、一過性のもので自然にとまります。急いで食事をしたときにしばしばおこりますが、ふつうは数分で自然にとまり、無害です。しかし、長くつづくときは原因を確かめて、それにたいする原因療法を行ないます。