知っておくと役に立つちょっとした医学

生命を助けるための応急処置や病気・症状等の知識を掲載していきます。

骨折の応急処置

骨に強い力が加わったとき、変形したり、痛みが強いときは、骨折の可能性があります。骨折は、医師の診断と治療が必要なことは当然ですが、スキーやスノボーでの事故がかなり多いので初期では自分である程度の処置をしなくてはならないことがあります。

骨折部分に達するような皮膚の傷がないものを閉鎖骨折といい、骨が皮膚を破って突出したものを開放骨折といいます。

骨折の症状は、怪我をした部分を軽く押しただけで痛みます。腫れがひどく、そのあと青あざになり、外傷をうけた手足をうまく動かせません。手足の変形や向きの異常があれば、まず骨折ですが、関節の近くの骨折では、ねんざか脱臼か、単なる打撲なのか判断が難しい場合もあります。このようなときは、そこから離れた場所を動かしたり、叩いたりしたときに、局部に強い痛みがおこるかどうかで判断します。逆に痛みが軽いときは、重大な骨折ではないと判断ができます。