知っておくと役に立つちょっとした医学

生命を助けるための応急処置や病気・症状等の知識を掲載していきます。

感電したとき

家庭用電圧でも、やけど、呼吸停止、瞬間的な心臓の停止などの危険があります。感電している人を救助する場合、家庭用電圧では、コンセントを抜くか、電源のスイッチを切るのが優先です。電源が切れないときは、ゴム靴をはくか、木板などの上に立ち、ゴム手袋をはめたり、乾いた布を手に厚く巻きつけてつかむか、乾いたひもや、木の棒などを用いて負傷者を引っぱり、安全な場所に移します。衣類が雨や汗で濡れていたり、周囲に水溜まりがあるときは、救助者も感電の危険があるので注意してください。呼吸が止まっているときは、心臓も止まっていることが多いものです。すぐ人工呼吸と心臓マッサージを始め、救急車を呼んでください。高圧電流による場合は、深部までやけどで冒されたり、感電と同時に墜落したりして外傷をうけていることが多いものです。救助は、近くに高圧電流が流れていることもあり、危険なので救助隊の到着を待ちます。