知っておくと役に立つちょっとした医学

生命を助けるための応急処置や病気・症状等の知識を掲載していきます。

気管支拡張症

気管支の一部が拡張して広くなる病気で、肺炎のあとに続発したり、蓄膿症のある人におこりやすいものです。慢性のせきと多量のたんがおもな症状で、血たんをおこすこともあります。拡張した部分に感染が加わると、たんの量がふえるだけでなく、汚いたんとなり、悪臭を発したりします。診断は、症状とX線写真でだいたいわかるかと思いますが、正確な診断は、気管支造影が必要になります。これは、造影剤を気管支に注入し、気管支の形を浮きぼりにした写真をとる検査です。これにより、広がった気管支の部位、程度、ひろがりぐあいなどがわかります。