知っておくと役に立つちょっとした医学

生命を助けるための応急処置や病気・症状等の知識を掲載していきます。

肺結核

結核は昔は、日本の国民病といわれてきて死亡率も1位でした。しかし長年の研究で結核対策のレールが敷かれ多くの抗結核剤ができるようになり大幅に減りました。今では、結核は早く発見できれば怖くない病気となりました。定期健診をしっかりと受けていれば安心なので必ず受けるようにしてください。肺結核は早期発見なので少なくとも年に1回は胸部X線写真をとるほうがよいです。発見が遅れればおくれるほど治療も月日がかかってきます。肺結核の症状は、初期は自覚症状がないので気がつかないです。そのうち疲れやすい・やせてきたなどの症状がでてきてわかってきます。初期の肺結核は治りやすいので知らないうちに自然に治ってしまったケースもございます。肺結核は抵抗力の強い菌なので治ったようにみえる古い病巣のなかでも何年も生きのびています。ほかの病気をしたり不摂生をして体の抵抗力が落ちた時、生きのびてきた結核菌が活動をはじめますので注意してください。