知っておくと役に立つちょっとした医学

生命を助けるための応急処置や病気・症状等の知識を掲載していきます。

暮らしでおきる症状

赤ちゃんの入浴・衣服

入浴:この時期は、ベビーハウスを用います。日中の暖かいときを選び、授乳して1時間以上たってからにします。着替えの衣服などをそろえて、手順よく、1回10分ぐらいですませます。顔、頭は別に洗うのも良いと思います。石鹸は香料が少ない物を用います…

おむつ

おむつは、正方形のものと長方形のものとがあります。当てかたはいろいろありますが、またが、開くように当てることです。またあてを当て、腰をくるむときに、あしをこぶ巻きのようにしないで、動きやすくしてあげます。高さは、おへそがかくれない程度とし…

赤ちゃんの睡眠

赤ちゃんは、眠っていることが多いです。睡眠時間を気にするようなことはありません。添い寝ではなく、赤ちゃんをひとりで寝かせます。ペットを飼っている人は、猫が赤ちゃんの側に近寄ることがありますから、気をつけるようにしてください。あと、夜と昼を…

母乳の出方

母乳で育てることに努力しましょう。母乳は、これから出る量が増えてくるのです。どれくらい出るのかは人によって違いますが、3週間ごろには1日に600mlくらいは出ます。しかし、いちいち哺乳量をはかっても、あまり役には立ちません。赤ちゃんは、お…

異常の発見

皮膚に青あざがある赤ちゃんは珍しくありません。背中一面に青くなっていることもあります。しかし、どんなに大きくても幼児のころには消えます。黄疸は帰宅するころには薄くなっていますが、なかなか消えないとか、強くなってくるようなときは医師に相談し…

知恵の発達

赤ちゃんのときは、知恵の発達はからだの動きで見当をつけます。笑うとか話しをするとかも大事な目標になります。ただ、こういうことにも個人差がありますから、近くの赤ちゃんと比べて、よけいな心配をしないようにしましょう。おおよその見当としては3ヶ…

発育のよいわるい

発育がよいか悪いかは、体全体と知恵の発達とを合わせて考えなければなりません。しかし、普通は体重と身長とで見当をつけます。知恵のほうは、運動機能がどこまで進んだかで考えます。体重・身長・頭囲・胸囲については、厚生省が発表した乳幼児身体発育値…

発見の見とおし

生まれたばかりの赤ちゃんは、腕に抱かれるほど小さく、自分でお乳を探すこともできません。それが1年もたてば、ものに伝って自分の思うところへ行ったり、ちょっとした言葉を話すようになります。3歳ごろになればいうことをきかなくなり、6歳になれば小…

母乳の出かた

お産のあと1~2日は母乳はよく出ないものなのです。出ないからといって悲しんではいけません。また栄養不良にならないかと、すぐミルクを飲ませるのも感心しません。3~4日たてば母乳は多くなってきます。母乳は自然に出るというものではありません。赤…

はじめての授乳

生まれて何時間したら母乳を飲ませるかということは、別に決まってはおりません。昔に比べれば、だんだん早くなってきております。大事なことは、一つは赤ちゃんの吐きけがおさまることです。そして呼吸もおちつかなければいけません。もう一つは、お母さん…

母乳を飲ませる

新生児は母乳で育てるように努めます。母乳は赤ちゃんに必要な栄養が全部含まれています。母乳以外になにも与えないで、安心して赤ちゃんを育てることができます。ミルクではいろいろ手順がありますし、アレルギーが心配のことがあります。お産のあと数日間…

生まれたばかりの赤ちゃん

赤ちゃんの生まれたときの体重は、平均すると約3kg、身長は約50cmになります。生後2~3日は水分が失われるので体重が減りますが、お乳を飲むようになるともどります。ここで体重が減ったからといって、急いでミルクをあげなくても平気です。腕やあ…

赤ちゃんの感染防止について

生まれたばかりの赤ちゃんは、抵抗力がないので、病気には十分、気をつけなければいけません。そのなかで、かぜのように大人から感染する病気に気をつけます。お母さんと同室に赤ちゃんがいるときは、お見舞いの人が赤ちゃんに近づかないようにしてもらいま…

入院分娩

最近は家庭でお産をすることは少なくなりました。赤ちゃんが生まれたとき、新生児室に入れてお母さんと離す方法と、お母さんと同室にしておく方法とがあります。3日ほど新生児室に入れて、そのあとは、お母さんと同室にすることもあります。お母さんと同室な…

育児は平均値ではない

赤ちゃんのときは、まず体重が気になります。発育値と比べて多いとか少ないとか心配するものです。しかし、発育値は最良を示しているものではありません。だいたいの目安になっているので心配なさらないでください。赤ちゃんは、一人一人違っているので、そ…

育児はあなたの大切な赤ちゃんなのです

団地などに生活していると、同じ年頃の子供がいます。それでよその子と自分の子を比較してしまうことは珍しくありません。お母さん同士で公園などで話をしても、「うちの赤ちゃんは、もう離乳食を食べ始めたとか」「ひとりで歩き出した」とかの話にもなった…

育児はお母さんの知恵

赤ちゃんが生まれたらどうしたらよいのかと、誰でも心配するものです。母乳はでるだろうか、上手に飲ますことができるだろうか、お風呂にはどう入れればよいのだろうかなどと気になることがいろいろとあると思います。そして、赤ちゃんが生まれると、育児書…

不妊症と人工授精

結婚して数年たっても妊娠しないのを不妊症といいます。不妊の原因は、夫婦いずれにあるはずです。女性側の原因としては、排卵障害と卵管閉鎖があります。排卵障害は婦人体温計で容易に知ることができます。排卵期を境にして体温が高低二相にわかれていれば…

人工中絶

結核や心臓病などを合併した妊婦で、なりゆきによっては、生命に危険がおよび、妊娠を継続することがむりな場合があります。このような母体を保護するために、優生保護法が制定され、人工中絶が合法的に行われています。優生保護法によれば、精神病や遺伝疾…

乳汁分泌不全

母乳の出をよくするためには、睡眠や休養を充分にとり、食事に注意することが大切です。カロリーは普段の1倍半は必要です。良質の栄養をバランス良くとるのがよいです。赤ちゃんに乳首を吸わせることが刺激になって、下垂体後葉からホルモンが分泌され、そ…

産後の注意

お産にかかったかなりの時間で、心身ともにぐったりと疲れていますので、お産の後は、疲労回復にはぐっすり眠ることが大事です。しかし、安静にしすぎてて、いつまでも寝たままでは、かえって回復が遅れてしまい、食欲もでてきませんので、ゆっくりでいいの…

産後の発熱

産後に多いのが発熱があります。産後3~4日してから微熱がでるのは、ほとんどは乳線がはれたり、軽い膀胱炎や尿道炎のためで心配はいりません。でも、38度以上も熱があるようなら、注意してください。乳腺炎や腎盂腎炎、あるいは子宮にばい菌が感染した…

乳汁分泌

妊娠中は乳房がよく発育しますが、乳汁の分泌はみられず、分娩後になってはじまります。これは、胎盤とそのホルモンにあります。妊娠中は、下垂体前葉にある催乳ホルモンは、胎盤から出る卵胞ホルモンによって抑制されていますが、胎盤娩出後は、卵胞ホルモ…

子宮復古

産後は母体の復旧修理作業と同時に、母乳の分泌という作業が行われます。普及作業のとくにめだつのは子宮で、お産の直後は人の頭ほどあったものが、1週間でこぶしより小さくなってしまいます。お産した日か翌日に陣痛のような痛みがあるのは、子宮が収縮し…

産後の経過の状態

お産は1週間もすれば、外見は普通の人と変わらなくなります。お産で何倍にも伸びた子宮の筋肉や傷ついた産道は、1週間の入院生活をおくれば元に戻りますが、妊娠前の状態になるには、だいたい8週間くらいはかかると思ってください。無理せず、時間をかけ…

無痛分娩

分娩の推進力となっている陣痛のため、お産にはこれにともなう痛みがつきものです。この痛みを少しでもやわらげ、痛みを軽くしたいのは女性の夢でもあります。この痛みを取り除き、楽にお産をするのが無痛分娩です。これには、薬を用いるものと、心理効果を…

帝王切開

帝王切開とは子宮を切開して、胎児を人為的に娩出させる方法です。あと少しの辛抱でお産がすむというのに、痛いから帝王切開をとせがむ産婦がいますが、帝王切開はあくまでも邪道ということを知っておいてください。一度帝王切開すれば、次回もおそらく帝王…

お産の準備

安産するためには、妊娠中から万全の準備が必要です。お産の準備には物質的な面もそうですが、精神的な面の準備も忘れないでください。分娩にたいする不安や恐怖をなくすために妊娠中に分娩に関する正しい知識を習得し不安感をもたないようにいたしましょう…

分娩について

妊娠中に子宮内で成長してきた胎児は時期がくれば娩出力という強い力が子宮に働いて外界に押し出されてきます。これを分娩といいます。分娩の予想があれば便利ですが、これを見極めるのは難しく分娩の予定日しかわからないのでお医者様から言われた予定日も…

妊娠

妊娠は、女性の卵子が男性の精子と卵管で受精することから始まります。受精した卵子は卵管から子宮にむかって移動し、子宮の内膜につき、ここで赤ちゃんにまで成長します。月経の遅れとつわりの症状は妊娠の最初の知らせで、乳房の変化もこのころ現われてき…