知っておくと役に立つちょっとした医学

生命を助けるための応急処置や病気・症状等の知識を掲載していきます。

耳に豆などを入れてしまったとき

子供は、小さな物、豆類・ビーズなどの小さなものを耳の中に入れてしまうことがあります。子供が耳に痛みを訴えたり、さかんに手で耳をいじっているときは、異物が入っていないかどうか確かめましょう。耳に入っているものを無理にとろうとすると、かえって押し込んでしまうことがあります。取ろうとして耳の中を傷つけ、血がでてもあわてないことが大切です。

心臓ぜんそくとは

ぜんそくとは、発作性におきる呼吸困難をさした名称で、その原因が心臓にあるとき、心臓ぜんそくと呼びます。急性左室不全をおこし、急激に肺うっ血が発生した状態です。これになりやすいのは、急性心筋梗塞、大動脈弁膜症、高血圧などがあるときにおきやすいです。心臓ぜんそくのときに、喘鳴がおこるのは、肺うっ血による反射的な気管支収縮によるもので、普段から慢性気管支炎やアレルギーをもつ人におこりやすいものです。症状が軽い場合には、床から起き上がって外気を吸うだけで楽になります。上半身を起こしただけで肺のうっ血が下半身へ回されますから、夜間呼吸困難を繰り返す場合には、上半身を斜めにした姿勢で寝るのがよいと思います。

幼児期 第一歩

いままで親の世話になっていた赤ちゃんが、ひとりで歩き、自分が考えるように行動するのが幼児期です、独立心を育てていかなくてはいけません。自分でなんでもしようとします。ごはんも食べさせてもらうのを嫌い、手づかみで食べたりします。2~3才くらいになると要求が通らないとひっくりかえったりします。こういうことも、幼児が通過する道順であることを考え、親は落ち着いて見守ってあげるようにしましょう。赤ちゃんが自分でやろうとしていたら、やらせてみるようにします。言葉の発達には個人差があり、少し遅れても、言われたことがわかるならば、もう少し様子をみるようにします。

目にゴミが入った時

目にゴミが入った時は、目をこすってはいけません。じっとしていると、小さなゴミなら涙と一緒に流れ出ていきます。また、とれないときは、洗面器に水道水を入れて顔をつけ、目をぱちぱちすると取れていきます。まばたきしてもとれないときは、綺麗なハンカチを手に持ち、まぶたをひっくりかえして、ゴミがあるようだったら、さっと取り除きます。

心臓神経症

これは、心臓に病気があると思い込んでしまって、動悸、息切れ、疲れやすいということにとりつかれて、不安に悩んでいる人がいます。これを検査してみると、心臓にはなんの異常もみあたらず、心臓そのものはまったく健康な状態を、心臓神経症といいます。これは一種の強迫神経症で、心臓に心配事がむけられるので、心臓ノイローゼなどとも呼ばれております。これになっていると、本人は、病気とないといわれてもなっとくせず、自覚症状の悩みを繰り返して、いっそう不安がつのるという、やっかいな病気になります。