知っておくと役に立つちょっとした医学

生命を助けるための応急処置や病気・症状等の知識を掲載していきます。

発育のよいわるい

発育がよいか悪いかは、体全体と知恵の発達とを合わせて考えなければなりません。しかし、普通は体重と身長とで見当をつけます。知恵のほうは、運動機能がどこまで進んだかで考えます。体重・身長・頭囲・胸囲については、厚生省が発表した乳幼児身体発育値があります。母子健康手帳を見ればわかると思いますが、パーセンタイル値で示されております。パーセンタイル値というのは見なれないことですが、全体の中で何%めにいるかということになります。たとえば100人の同年齢、同性の子供がいたとき、体重が10番目ならば、その子の体重は10パーセントタイルということになります。200人ならば20番目になります。発育は、他の子供と比べるのではなくて、その子がどういう経過をとるかが大切になります。大きければよいというのではありません。体重だけでなく、身長の変化と比較して両方が同じ傾向で増えていけばよいのです。