知っておくと役に立つちょっとした医学

生命を助けるための応急処置や病気・症状等の知識を掲載していきます。

凍傷にかかったとき

凍傷にかかると、皮膚がはじめは白くなり、次第に紅色から暗紫色になって腫れてきます。軽いしびれ感や痛みがあり、さらに進むと水疱、血疱ができ、放っておくと破れてただれてきます。どれだけ寒い状態の時かといいますと、-20度以下の低温と、雨風に長時間さらされるとおこります。冬山の登山などの特殊な条件のもとにみられます。処置としては、顔は手のひらを押しあて、手指はわきの下などに差し入れて暖めます。すぐにテントなどに収容し、40度くらいの湯につけて暖めます。直接火にかざして暖めないようにしてください。室温を25度以上に保ち、からだ全体を暖めることが大切です。