知っておくと役に立つちょっとした医学

生命を助けるための応急処置や病気・症状等の知識を掲載していきます。

膿胸

膿胸は化膿性胸膜炎ともいい、結核性のものと非結核性のものとにわけられます。結核性膿胸の大部分は、人工気胸、胸膜炎の胸膜穿刺、肺手術など、治療や処置にひきつづいておこるものです。近年では、抗結核剤が進歩しましたので結核性膿胸は少なくなってきました。非結核性膿胸の大部分は、細菌性肺炎、肺化膿症、気管支拡張症などの、肺の化膿性病巣に続発します。食道ガンや肺膿瘍、胃穿孔など、食道や腹腔内の化膿性病巣から続発することがあります。骨髄炎や敗血症のとき血行性に膿胸をおこすこともありますが、これはきわめてまれになります。非結核性膿胸の起炎菌は、原因となる病気によって違いますが、肺炎球菌、連鎖球菌、ぶどう球菌、大腸菌インフルエンザ菌、フリードレンデル肺炎杆菌などです。

母乳を飲ませる

新生児は母乳で育てるように努めます。母乳は赤ちゃんに必要な栄養が全部含まれています。母乳以外になにも与えないで、安心して赤ちゃんを育てることができます。ミルクではいろいろ手順がありますし、アレルギーが心配のことがあります。お産のあと数日間出る母乳には、免疫物質が多く含まれています。このため新生児は重症の下痢になりにくいということも知られております。お母さんが赤ちゃんを抱いて母乳を飲ませるときの満足感や安心感というものは、赤ちゃんを育てるうえに大切なことです。ここから育児の自信もわいてきますし、子供が大きくなって、我が子の扱いに問題が生じたようなときでも、こころのよりどころになるものです。

熱射病・日射病

熱射病は、高温多湿の環境、たとえば密閉された室内、トンネルなどの工事、風通しの悪い服装での長時間の運動などによっておこります。日射病は、夏期などに、直射日光を長時間あびたままでいたり、帽子をかぶらずに、後頭部を長く照らされているとおこります。脈拍や呼吸が速くなり、頭痛がして、顔面は蒼白となり、悪心、嘔吐、あくび、体温上昇などの症状がみられ、ときには意識を失うこともあります。

これらの症状にかかっている人を見たら、すみやかに涼しい場所に移して横たえ、衣服をゆるめ、余分な衣服は脱がせます。

体温をはかりながら、手足に冷水をかけたり、頭を冷したり、風を送ったりして全身を冷します。意識がはっきりしているときは、冷水に食塩を少量加えて、ほしがるだけ与えます。けいれんしたり、意識がはっきりしなかったり、回復のきざしがみられないときは、すぐに救急車を呼びます。

胸膜炎

胸膜に炎症がおこる病気です。胸膜炎の多くは隣接する臓器、とくに肺の炎症が直接胸膜に波及しておこります。しかし、遠く離れた臓器の炎症が血液などを通じて胸膜に波及することもあります。たとえば、リウマチ熱、リウマチ様関節炎、敗血症などでおこる胸膜炎もあります。特発性胸膜炎の大部分は結核性胸膜炎で、肺の小さな結核病巣、あるいは気管支周囲のリンパ節結核から、結核菌が胸膜をおかすのだと考えられています。胸膜炎で、もっとも多いのは、肺の炎症性の病気によるものですが、肺結核、肺化膿症、マイコプラズマ肺炎などが原因となります。また、肺梗塞が胸膜に接しておこると胸膜炎を誘発します。

生まれたばかりの赤ちゃん

赤ちゃんの生まれたときの体重は、平均すると約3kg、身長は約50cmになります。生後2~3日は水分が失われるので体重が減りますが、お乳を飲むようになるともどります。ここで体重が減ったからといって、急いでミルクをあげなくても平気です。腕やあしを曲げていたり、あしがO脚だったり、またの開きがわるかったりしますが、だんだんと伸びていきますので安心してください。皮膚は赤みを帯びています。発疹のように赤くなることもありますが、2~3日すると薄くなり、そのあと薄い皮がむけることもあります。何日かたつと皮膚が黄色みを帯びてきます。赤ちゃんが元気よくお乳を吸う力も強ければ、そのままにしておきます。しかし、黄疸がでて、どんどん強くなるときは病的ですから、早く治療を受けるようにしてください。おへそは、生後1週間ごろに脱落します。2週間くらいかかることもありますが、まわりが赤くはれていなければ心配はいりません。